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2007.04.21

プレミアム10 カーペンターズ

さすがに「こういうものはNHKに限る」という、良い出来の番組でした。民放で、抑制のきいた番組をつくって流しても、深夜帯ならいざ知らず、通常の時間帯では、騒音の中で瞑想しようとしているようなもので、私のような人間にはとても「気分」が作れませんから。

 実に興味深かった。カレン・カーペンターという人が、なぜ拒食症をきっかけに死ななければならなかったのか、それは番組を見た今でも分かりません。しかし、常に等身大であることをよしと思っていたカレンの姿が、いままでより少しよく見えたような気がしましたね。

 お兄さんは、カレンに尊敬されていたでしょう。ドラッグにはまったことがあると言っていたけれども、そのことを含めて、カレンよりははるかに「才能」もあり、また等身大であろうとする妹からすれば、かなり自分自身の器というものに対して、柔軟に伸び縮みすることを許す余裕があったからかもしれません。

 お兄さん、カレンの声は特別だと僕は知っていた、と語っていました。それは、カレン・カーペンターの歌声を聞いた人皆が認めるところでしょう。発音も、日本人が聞いてあれだけ「聞きやすい」といわれるというのは、やはり「普通」ではない。よいとかわるいとかではなく、一風変わった質。

 歌声も、「女性らしい」「柔らかい」というのとは違う。どこか、金属的というと言い過ぎかも知れませんが、硬質な響きの歌声。お兄さんとのハーモニーになっても感じる。ハーモニーの上を滑ってさらに伸びていくような、独特な声の音の質のように思います。
 そうかと思えば低音も豊かなんだけれども…。

 まぁ、そういうことを死んだ話にからめるのは適切ではないでしょうから、置いておきますが。

 でも、といって結局書いてしまうわけですが、そんなところに感じる「かたさ」が、「等身大」をいい加減に伸び縮みさせる器用さというかルーズさというか、そういう部分がなかったのではないか、という想像につながっている、という部分は否定できないかも。

 あまり根掘り葉掘りするのは好きじゃありませんが、カーペンターズを聞くと、どうしても「カレン・カーペンターはなぜ死んだ?」が先に出てきてしまうからしようがありませんね。

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あとで考えましたが、「金属的」なんていう言い方はいくらなんでもちょっと…だったなと…。

「クリスタルボイス」という言葉がありますよね。カレン・カーペンターに対して使われていたかどうかわかりませんが、私にとってはそれがいまのところ一番ピッタリに思えます。Close To You のハーモニーのところなんか、まさにそんな感じ。(4/22追記)

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